今週は発酵醸造学で、地元の(その世界では名高い)味噌蔵、
片山商店さんへ見学に行かせて頂きました。もちろん70人全員が押しかけるわけにはいかないので選抜隊を編成。麹や煮豆を味見させて頂いたり、麹室の中を見せて頂いたりと貴重な体験。
2代目博司さんの説明を聞く
味噌造りの現場を見たのはyshinodaも初めてだったのですが、かなりの迫力でした。手際よく麹と豆を投げ込むと、まだ淡褐色の味噌がワシワシと器械からはき出されてきたり、豆の煮汁が盛大に泡だらけだったりと、教科書ではうかがい知れないところが面白い。
現場を見たあとは熟成中の蔵へ案内して頂き、yshinodaがいつも敬服する創業者の秋雄さんから学生にお話。白味噌造りの第一人者から、味噌造りの、あるいはものづくりの心構えを伺いました。なんという贅沢。
5トン入る明治時代の樽で熟成させる。
お忙しいところ大勢の面倒を見ていただいて、ありがとうございました(お土産まで頂いてしまって恐縮)。お返しに、繁忙期にはいくらでも労働力を提供しますので…(w。
講義と講義準備の合間には鋭意卒業研究を指導中。5グループくらいにああだこうだと指示したり、やって見せたり、質問に答えたりするのですが、どうも行きあたりばったりになりがちです。ここのところ、とある理由で実験室の日常風景を写真に撮ってもらっているのですが、学生さんが一生懸命実験している画像を(さっきから)整理して眺めていると、もっとyshinodaが頑張らないと、と思いますね。もう一つ高い次元へ進むために。