今年度から、
「自主バイオ環境ゼミ」と名付けられた(@T先生)学部プロジェクトが始動しました。
有志の学生さんを対象に、各研究室の教員が提案する
勉強会(「自主ゼミ」)や、
実験プラン(「自主ラボ」)、”バイオ環境”の実現に向けた
サークル活動(「エコプロ」)へと参加してもらい、勉学に励むなり、実験技術を学ぶなり、「エコ」を考えるなりしてもらおうという企画。やる気のある人はどんどん「やってみなはれ」(@佐治敬三)ということです。
微生物研でも、ここで何度か取り上げている
輪読会が
「自主ゼミ」にエントリーしていますし、実験プラン(これは非公開)を2つ
「自主ラボ」にエントリー中。今回は、ここ数週間引っ張っている微生物研の
「エコプロ」の内容を紹介しておきます。25日に説明会がありますが、教職を取っている人は出られないらしいので、興味を持った学生さんは以下の記事を参照して
yshinodaまで問い合わせてください。(ちなみに参加者がいなくても私が少しずつやっていきますので、あとからでも構いません。)
活動内容として現時点の私のアイデアは以下の通りです。
『風の回廊』プロジェクト
【目的】
最終目標として、たとえば9号線を越えたあたり、あるいは亀岡ICからバイオ環境館に至る道路沿いに風力発電(+太陽電池?)による街灯を20機とか30機とか延々と並べてランドマーク(=『風の回廊』と勝手にネーミング)にしようという無謀な(?)プロジェクト。
【内容】
1)まずは現実に可能か、本当に「エコ」なのかどうかの基礎データを集めるところから識者を交えて検討しましょう (Is先生にご協力をお願いしています)。
2)ひょっとして物理的に実現可能ということになれば、あとはお金や規制の問題? その辺はおいおい考えていきましょう。
【問題点など】
・まずは良く知っている方にお話を聞いて、検討してみなくては分かりません。でも、もしできたら面白いんじゃないかと思ったので。
『屋上緑化』プロジェクト
【目的】
昨年夏、バイオ環境館の11階は屋上が過熱してかなりの暑さになりました。部屋の温度を下げるためにエネルギーを余分に使うことで、バイオ環境館のCO2排出量は増加したはず。これを屋上緑化(でなくてもいいのですが)などの方法によって防止できないかな、と思います。
【内容】
これについては建設会社の方のご協力を仰げないかと思っています。ノウハウは持っておられるはずなので、それをどう適用するか、費用対効果はどうか、などについて、一緒になって検討しましょう。今年対策が無理でも、夏前から温度データを取っておけばあとで役に立つのでは?
【問題点など】
・これもお金がかかりそう。
『エコ・ドライブin 亀岡』プロジェクト
【目的】
「エコ・ドライブ」を亀岡で推進しようというプロジェクト。
【活動内容】
1)亀岡のバス会社さんやタクシー会社さんと協力して、「エコ・ドライブ」、「アイドリングストップ」の推進策を考えたいです。
2)秋の学園祭に講師をお招きして、市内にも案内を配り、「エコ・ドライブ」講習会を開いてはどうでしょう? 燃費モニタリング車を使い、講習前後で運転を工夫することで燃費が向上することを体験してもらう、とか。(私がやってみたい)
3)スクールバスをバイオマス由来のバイオディーゼル燃料で運行させる、というのも面白そうです。これは流行りモノですが、本当に「エコ」なら取り組んでみる価値があるのでは?
【問題点など】
・どのように活動できるか(そもそも協力していただけるのか)、会社の方へ打診するところから始めましょう。
・yshinodaの個人的なつながりとして、
先のエコ活動マネジメント会社「
ひのでやエコライフ研究所」代表のSz氏や、
京都府地球温暖化防止活動推進センターのIt氏にも(これに限らず)ご協力を頂きたいと(勝手に)思っています。
・でも、学生さんはそもそもあまり運転免許を持ってないかも知れないということに最近気づいた…。
『学園祭ゴミ削減』プロジェクト
【目的】
学園祭における模擬店の食器を洗うことなどによってゴミの削減を図る。
【内容】
これはすでに多くの大学で試みられていることで、ノウハウを輸入する形になるでしょう。昨年の様子を見て、「こりゃまずい」と思った人がいれば、言ってきてもらえばノウハウを持っている方を紹介します。
【問題点など】
2回生だとまだ難しいかも。
排水は増えると思いますが、その点はどうなのでしょう? やっておられる方は理論武装もされているはずですが。
以上、本業とは全く関係ないので、私がつききりになることは出来ませんが、プロジェクトのどれかに興味のある、あるいは、「こんなアイデアはどうか?」という学生さんは連絡してください。一緒に考えましょう。