Microarray and genetic analysis of electron transfer to electrodes in
Geobacter sulfurreducens.
Environ Microbiol. 2006 Oct;8(10):1805-15.
Holmes DE, Chaudhuri SK, Nevin KP, Mehta T, Methe BA, Liu A, Ward JE, Woodard TL, Webster J, Lovley DR.
アブストラクト抄
Geobacter sulfurreducensの培養において、電極を電子受容体とした場合には、コハク酸鉄を電子受容体とした場合に比べて、不溶性の酸化鉄(III)の利用に必要であることが分かっている外膜シトクロームをコードする
omcSの転写量が上がっており、遺伝子破壊などによってこれが発電に関与していることが裏付けられた。もう一つ別の外膜シトクロームである
omcEも関与している。
一方、不溶性の酸化鉄(III)の利用に必要な外膜c型シトクローム
omcB、電導性”ナノワイヤ”の発現量は変わらず、破壊しても発電量に変化はなかった。
トランスクリプトームの解析結果は、電極に生育した菌がコハク酸鉄生育菌ほど酸化ストレスに晒されていないことを示した。金属排出タンパクや機能未知とアノテートされている多くの遺伝子が、電極上での生育に重要である。電極上で生育する細菌の生理のゲノムレベルでの解析としては初。
マサチューセッツ大 微生物学 Lovleyのグループ 彼はいま電池ばっかりなのか?