Time-Dependent Proteome Alterations under Osmotic Stress during Aerobic and Anaerobic Growth in
Escherichia coli
Arnim Weber, Stephanie A. Kögl, and Kirsten Jung
Journal of Bacteriology, October 2006, p. 7165-7175, Vol. 188, No. 20
アブストラクト抄
大腸菌は、ほ乳類の消化管の中では嫌気的で高浸透圧な条件下、土壌中では好気的で様々な浸透圧条件下で生活している。2DPAGEで好気および嫌気的条件下における浸透圧ストレスへのプロテオームのグローバルな時間変化を見た。タンパクのプロファイルでは12のタンパクが好気(milieu=環境)浸透圧ストレス(ソルビトール)下で誘導され、塩化ナトリウムでは加えて11のタンパクが誘導された。蓄積したタンパクの大半はcross- protectingタンパクで、RpoSや他のレギュレータによって転写レベルで制御されている。NaCl浸透圧ストレス下で好気、嫌気条件下の細胞を比べると、誘導タンパクの半分以上は同じで、10個は好気条件下でのみ検出された。時間的な変化も調べて、全、中、好気のそれぞれで誘導されるタンパク質を同定した。抑制されるタンパクは少なかった。
現象を追ったもの。浸透圧にはあまり興味ないけど。遺伝子それぞれの内容が分かってれば面白いかも。
Ludwig-Maximilians-Universität ミュンヘンの総合大学