Response of the Microaerophilic
Bifidobacterium Species,
B. boum and
B. thermophilum, to Oxygen
Shinji Kawasaki, Tsuyoshi Mimura, Takumi Satoh, Kouji Takeda, and
Youichi Niimura
Appl. Environ. Microbiol. 2006;72 6854-6858
ビフィドバクテリウム属細菌に対する酸素の影響を様々な酸素濃度条件下での液体振盪培養で観察。試したほとんどは酸素感受性を示したが、2つの種、
B. boumと
B.thermophilumは微好気性だった。
B.bifidumと
B.longumの生育は高酸素濃度条件下では抑えられ、培地中にH2O2が蓄積した。培地にカタラーゼを加えることで、生育が復活した。
B.boumと
B.thermophilumは20%酸素下で過酸化水素の蓄積なく良好に生育し、嫌気的な条件下よりも生育は良かった。水生成型NADH酸化酵素の活性が
B.boumと
B.thermophilumの主に細胞抽出液中に酸性反応条件下(pH5-6)で検出された。
東京農大
ビフィドバクテリウムはいわゆるビフィズス菌。
B.bifidumと
B.longumが代表的な腸内「善玉」菌。
ビフィドバクテリウム・ロンガムBB536というのが森永乳業のビヒダスなどに入っている。
ビフィダムの方は、「ビフィズス菌ヤクルト株」や、「わかまつ整腸薬」にみられる。
しかしヤクルトに入っているのは
Lactobacillus casei。ビフィズス菌は医家向けか?